コンディショニングとマネジメント
今回はコンディショニングとマネジメントについて考えてみたいと思います。
マネジメントというと、ピーター・ドラッカーを思い出しますね。
マネジメントするためには、「ヒト・モノ・カネ」の3つをどのように配分するかといったことになります。
自分自身でコンディショニングを進める際も、
その人自身の「モノ・カネ」とあと「時間」をどのように配分するかといったことが重要になります。
そのような視点からコンディショニングはマネジメントの要素を大きく含む概念だということがわかります。
コンディショニングは、適切な運動・睡眠・栄養を取り入れるために、
いかに自分に合った方法を見つけ出していくか、
また様々な方法を試行錯誤していくかといったことになります。
私たちは一度はじめたことは、継続しなければならないといった思い込みをしてしまいがちです。
人の能力やその人の置かれている環境は、
多種多様なため特定の方法だけでうまくいくとは限りません。
むしろうまくいかない方が多いと感じています。
うまくいかない場合は、その人が悪いのではなく、
実施している方法がたまたま自分に合っていないと考えた方がいいと思います。
その場合はすぐに別の方法を試すことが必要です。
ただしこの時に忘れてはならないのは、自分がどこに向かってコンディショニングを進めているのか明確にしておくことです。
ここがブレると自分が何を目指してやっているのかわからなくなってしまうからです。
自分が目指しているところを明確にし、自分が試したコンディショニング方法の結果がどのようになって現われているかモニタリングしていくことで着実に成果は出てくると思います。
こういった観点からコンディショニングの際に、マネジメントの概念を用いるとうまくいくのではないかと考えています。