コンディショニングを日常生活に

なりたい自分を応援するために、コンディショニングについて語ります

コンディショニングに行動経済学的知識を取り入れよう

経済学の一つに行動経済学というものがあります。

行動経済学では、古典的な経済学が扱っていた「人間は、自己の利益を常に最大化するように合理的な行動を行う」という想定ではなく、「より現実の人間に近い不完全な主体を想定」しています。

 

この行動経済学が想定している「より現実の人間に近い不完全な主体」は、私たち個人の行動をどのように解釈したらいいかという点でさまざまなヒントが得られます。

 

行動経済学についてエッセンスを学ぶには、次のサイトがとてもよくまとまっています。

行動経済学の基礎まとめ|動画講座 - しがないマーケターの戯言

https://bit.ly/2R4iQKQ



私がよく意識しているのは行動経済学の概念として時間割引率があります。これは将来得られる利益と損失をどのように捉えるかといった人間の認知的バイアスを非常によく表しています。

私たちはどうしても将来得られる利益より目の前にある利益をより大きく感じてしまいます。

例えば運動を継続すると、その結果、将来的に健康な体を維持できる確率が非常に高まるわけですが、目の前の楽しみなどの報酬がすぐに得られる行動に流さがちです。

 

目の前の短期的な報酬よりも、長期的な報酬を得るための選択をするためには、

この時間割引率という行動経済学的な知識がとても有用だと考えています。

 

どうしても根性ややる気で乗り切ってしまおうとしますが、そうではなく人間の行動に関する科学的な知識を蓄えることにより、より客観的に自分の生活を見直すことが自分の行動を変えていく際に非常に役に立つと考えています。

その知識として行動経済学が非常に有用だと思います。

 

ぜひ行動経済学の知識を取り入れてみてください。