コンディショニングを日常生活に

なりたい自分を応援するために、コンディショニングについて語ります

身に付けたい技能を分類して効果的にコンディショニングをすすめる


効果的に技能を教えたり学んだりするには、技能を分類することが大切です。
技能の分類を二つ紹介したいと思います。
一つ目は、ブルームの教育目標の分類学として知られている、「頭・心・体」です。
これは、次のように言い換えることができます。
1.認知的領域
2.情意的領域
3.精神運動的領域

二つ目は、ガニエの5分類です。ガニエは学習成果を次の5つに分類しました。
1.言語情報
2.知的技能
3.認知的方略
4.態度
5.運動技能

言語情報は、「技能の分類として、二つの分類方法がある」といった知識です。
知的技能とは、何かを区別したり、分類したり、例を挙げたりする技能です。
認知的方略とは、学びそのものを使ったり、発見したりする技能です。
態度とは、自分がどのように行動するかを選択したり、決断したりする技能です。
運動技能とは、自分の筋肉を使って体を動かしたり、コントロールしたりする技能です。

ブルームの分類とガニエの分類を比較してみると、ガニエの分類にある言語情報、知的技能、認知的方略の3つは、ブルームの認知的領域に含まれていると考えることができます。
態度は、情意的領域と重なります。
そして運動技能は精神運動的領域に重なります。

したがってブルームの分類を使って技能を分類することで、教えたり学んだりしている技能を3つに分類することで出来るということが分かります。

この3つの技能を習得する際は、それぞれコツがありますので、そのコツを意識することで効果的に技能の習得が進められることになります。