コンディショニングを日常生活に

なりたい自分を応援するために、コンディショニングについて語ります

2021-01-01から1年間の記事一覧

コンディショニングに行動経済学的知識を取り入れよう

経済学の一つに行動経済学というものがあります。 行動経済学では、古典的な経済学が扱っていた「人間は、自己の利益を常に最大化するように合理的な行動を行う」という想定ではなく、「より現実の人間に近い不完全な主体を想定」しています。 この行動経済…

足の裏の感覚の大切さ

今日は足の裏の感覚の大切さについてお話をしていこうと思います。 私達は歩いたり、立って身体を動かしたりするときに必ず地面に足の裏を接地させて、足の裏から地面に力を伝えています。 手の指先の感覚は敏感だと容易に想像できると思いますが、実は、足…

背骨の動きを整えるコンディショニング

コンディショニングを進める際に様々な要素に焦点を当てます。筋力に焦点を当てるのか、柔軟性に焦点を当てるのかな、またまた正しい動きに焦点を当てるのか、意識を向ける場所が変わってきます。 今回は背骨の動きを整えるという点に焦点を当てて話をしてい…

コンディショニングの継続を意志力に頼らない

コンディショニングの継続には意志力は必要ありません。環境設定に専念しましょう。

コンディショニングに行動科学のマネジメントを取り入れる

行動科学マネジメントというものがあります。 行動科学マネジメント目標を達成するために必要な「続ける」技術をまとめた体系立てたものです。 何か物事を成し遂げたいと思ったら、必ず「続ける」ことが必要になります。 しかし、私達は得てして新しいことを…

コンディショニングとマネジメント

今回はコンディショニングとマネジメントについて考えてみたいと思います。 マネジメントというと、ピーター・ドラッカーを思い出しますね。 マネジメントするためには、「ヒト・モノ・カネ」の3つをどのように配分するかといったことになります。 自分自身…

サステナブルな行動計画

コンディショニングを実践していく上で、サステナブルな行動計画というものが非常に大切だと考えています。 サステナブルとは「持続可能な」という意味ですが、 何か目標に向かって行動をしていく際、無理が生じてしまうような行動計画は長続きしません。ど…

コンディショニングを幸せな人生を送るための技術と考えよう

コンディショニングは、運動、睡眠、栄養をしっかり整えて、より良い体調にしていく技術だと思っています。ここでは、コンディショニングを運動、睡眠、栄養だけにとどめないで人生全体の幸福度を上げるための技術ととらえることで、結果的に運動、睡眠、栄…

関節の動きを評価する

コンディショニングを進めていく中で、姿勢を一つの指標として評価を進めていきますが、そのほかには関節の動きも評価していきます。 人間には関節がたくさんあります。 代表的な関節として、膝関節、股関節、足関節、肩関節、脊柱の関節などが挙げられます …

なぜコンディショニングの時に姿勢に注目するのか

コンディショニングを進める際に私たちトレーナーは姿勢を大切にします。 では姿勢についての理解するために、運動への理解を少し深めるためのお話をしようと思います。 運動の種類を分けると、ウォーキングやランニングのような有酸素運動、筋トレのような…

コンディショニングにおける折衷主義

コンディショニングには様々な手法がありますが、 一つの方法にこだわってしまうとうまくいかないことが多いと感じます。 なので、コンディショニングも折衷主義が大切だと思っています。 折衷主義とは、異なる考え方の中から長所と思われるものを抽出し、調…

コンディショニングは問題解決

コンディショニングは、スポーツの世界での練習や試合で高いパフォーマンスを発揮できるように身体の調整を行うといった意味でつかわれます。 しかし、コンディショニングをもっと幅広くとらえると、それは問題解決といってもいいと思います。 コンディショ…

睡眠の質を高めるために、就寝時間と起床時間を一定に保つ

睡眠の重要性はここ最近浸透してきている気がします。コロナの影響もあって夜間の外出の機会が減ってきて、夜も早めに就寝しやすい環境ができているのも要因かと思います。 睡眠時間を7~8時間確保したほうがいいというのは、さまざまなデータから明らかです…

睡眠時間を記録する

コンディショニングは、適切な睡眠、栄養、運動と3つに要約できると思います。 この3つで犠牲になりやすいものが睡眠です。 現代社会は、情報にあふれており、私たちを様々な活動や行動へと駆り立てていきます。 そして限られた時間の中で、そういった活動や…

コンディショニングを効果的に進めるための3つのスキル

コンディショニングを効果的に進めていくためには、理論と実践が必要というお話をしました。 そして、理論を理解して効果的に実践していくためには、認知的能力の訓練のコツと、知覚運動系の能力の訓練のコツを理解することが重要というお話をしました。 今…

コンディショニングの理論と実践を効果的に身に付けるには

コンディショニングを進めていく際に必要になるのが、理論と実践になります。 理論を理解して効果的な実践を行うためには、どのように進めたらいいのでしょうか。 理論と実践を訓練して身に付けるという視点から整理してみようと思います。 コンディショニン…

身に付けたい技能を分類して効果的にコンディショニングをすすめる

効果的に技能を教えたり学んだりするには、技能を分類することが大切です。技能の分類を二つ紹介したいと思います。一つ目は、ブルームの教育目標の分類学として知られている、「頭・心・体」です。これは、次のように言い換えることができます。1.認知的…

インストラクショナル・デザインとは

何か技術、技能を身に着ける際は、 身に着けたい技術、技能を教えてくれる何らかの媒体から学ぶと思います。 私たちは、学校などで「学ぶ」ということをこれまでずっとやってきた思います。 そして「学ぶ」ということは学生を卒業した後、 社会人になってか…

コンディショニングは技術

コンディショニングはパフォーマンスを高める技術です。 パフォーマンスを高く維持できる人は、 センスや能力ではなく、適切な技術を身に付けた人です。 技術であるからこそ 正しい練習を繰り返すことで習得できるわけです。 そして、その技術は科学的な知見…

継続するという技術

コンディショニングといっても何か魔法の方法があるわけではありません。 身体が高いパフォーマンスを発揮できるように常に生活を整えていくわけですが、言い方を変えると良い行動を継続していくことが重要になります。 良い行動を何に設定するかは難しいと…

コンディショニングの基本

心身の状態を最適な状態に持っていくために必要な要素は以下の3つです。 十分な睡眠と休養十分な栄養適度な運動 このブログでも書きましたが、睡眠はとても重要です。日本人は世界的に睡眠時間の少ない国民といわれています。少なくとも睡眠時間は7時間から8…

科学的なコンディショニングを実践するために

現代がこんなに便利になったのは科学のおかげです。 科学的な考え方を人間がするようになって、発見された再現性の高い便利な考え方や方法が多くの方に伝えられるようになって、またその便利な方法を土台にして、新たな便利な考え方や方法が発見されてきまし…

コンディショニングを再考する

コンディショニングという言葉を意識しだしたのは、今から20年ほど前です。ちょうどウェイトトレーニングに励んでいてスポーツトレーナーになるための勉強をしていたころです。 スポーツトレーナーの仕事というと、トレーニングを指導することばかりをイメー…

時間割引率という考え方

行動経済学という学問の中に時間割引率という考えがあります。これは、ある行動の結果をどのくらい長い時間待つことができるかといったものです。 例えば、今すぐなら10100円貰える。しかし、1週間まてば10200円貰えるとします。 この場合、時間…

運動をはじめるには

最近、運動不足だから健康のために運動を始めようと思ったことないですか? 運動するためにスポーツクラブの入会を考えてみたり、家でできる筋トレを始めてみたり、できることから始めるのはいいことです。 みなさん、何事も継続は大切だということは理解し…

集中力を高めるには

もっと集中力があれば、もっといろいろなことができるのにと思いませんか。集中力を高めるために、瞑想が効果的ということで、瞑想を行う人もいるかもしれません。 でも瞑想を練習してすぐに集中力が高まるかというとそんなに簡単に集中力は高まりません。 …

睡眠ファースト

以前、私は常に睡眠不足な状態でした。 週末は睡眠時間を多めにとるようにしていましたが、 それでも月曜の朝は起きるのが辛いことがしばしばでした。 いわゆる睡眠負債がたまりすぎて、週末では全然それを返済できない状態だったわけです。 いつも眠いため…

人と比べない

「あの人のようになりたい」と憧れの気持ちから目標を定めることがあると思います。そして「あの人のようになるためには、あの人がもっているこれを手に入れよう」と。 目標とするものは、モノであったりスキルであったりすると思います。すぐに手に入るもの…

目標の達成に必要なもの

新年度を迎えて少し経ちましたが、年度初めに目標を立てた方も多いと思います。今年度はこれを達成しようと意気込んで目標を設定したかもしれません。 しかし、多くの目標は時間の経過とともに忘れ去られて、いつのまにか、いつもの繰り返しといったことが多…