慢性的な睡眠不足は、無意識にリスクをとる行動をとってしまう危険性を示した研究
https://onlinelibrary.wiley.com/doi/pdf/10.1002/ana.25023
睡眠不足が身体によくないことはよく知られていることだと思います。
しかし、現代社会では仕事に追われてついつい睡眠不足なってしまいがちです。
日本は、他の国に比べ睡眠時間が短いデータがでており、また睡眠不足による経済的損失が問題視されています。
今回読んだ論文は慢性的な睡眠不足によって無意識にリスクテイカーになってしまっている危険性を示した研究です。
方法 被験者内設計の通常の睡眠状態と比較して、7連続睡眠制限後および1晩急性睡眠不足後の経済的リスクテイキング行動を評価しました。
結果 慢性的な睡眠制限はリスク探索を増加させるが、これは急性睡眠不足の後に観察されなかったことを示す。この増加は主観的には気づかれていない
慢性的な睡眠不足は、意思決定において判断を誤る危険性が高まることを示唆していると思います。
睡眠を十分にとる生活を整えることが大切ですね。